モンテッソーリ教育とは
こんにちは!バイリンガル育児中3児ママのルイッピーMomです。
今日は近年話題のモンテッソーリ教育とは何かについてお話します。我が家では長男が生後9ヶ月〜4歳3ヶ月、次男が1歳半〜2歳7ヶ月まで、モンテッソーリと英語教育を主体とするプリスクールに通っていました。
ですので、私はモンテッソーリ教育の専門家ではありません。しかしこのモンテッソーリ教育について母として勉強し、専門講師がいるスクールに通ったお陰で驚くほど育児に役立ったことがたくさんあったのです。それをこれから幼児教育に励む方に少しでもお伝えできればと思いこのブログを書いています。今日はこのモンテッソーリ教育とは何か、自宅でできるモンテッソーリエッセンスについてご紹介したいと思います。
マリア・モンテッソーリの熱意
まず、このモンテッソーリ教育とはイタリアの医師・教育者 マリア・モンテッソーリが考案した教育法です。
イタリアローマで医師として精神病院で働いていたマリアは、病院にいる子どもたちを観察し独自の教育法で知的水準を上げることに成功します。
その教育法とは「子どもには、自分を育てる力が備わっている」という、「自己教育」をもとに考えられました。
彼女はこの「子どもの家」という保育施設を立ち上げで彼らに本来備わっている力が存分に発揮できる環境と、自由が保障された環境を用意します。
自発的に活動を繰り返しながら成長するという独自の教育法である、モンテッソーリ教育を完成させます。
その後、誕生100年以上の歴史がたった今も多くの家庭や教育現場で導入されています。
幼児教育にモンテッソーリ教育を選んだ理由でも紹介した通り、現在活躍する世界の著名人の中でもこのモンテッソーリ教育を受けていた人は多く存在します。今まさに世界中から注目されてる教育法なのです。
モンテッソーリ教育を受けていた著名人
- 将棋のプロ棋士:藤井聡太
- Google創始者:サーゲイ・ブリン、ラリー・ペイジ
- Wikipedia創始者:ジミー・ウェルズ
- Amazon創立者:ジェフ・ベソス
- Facebook創始者:マーク・ザッカーバーグ
- Microsoft創立者:ビル・ゲイツ
- 現代経営学父:ピーター・ドラッカー
- 元アメリカ大統領:バラク・オバマ
- ヒラリー・クリントン
- ジョージ・クルーニー
- イギリス皇室ウィリアム王子、ヘンリー王子 等多数
これだけでも錚々たるメンバーですがこれはほんの一部です。日本ではプロ棋士藤井聡太くんが受けた教育法ということで一気に知名度が上がりました。そして都内でも年々モンテッソーリ教育を取り入れる幼児教室が徐々に増えいている印象です。
モンテッソーリ教育の基本思想
モンテッソーリ教育の基本的思想は次のとおりです。
- 自主性
- 敏感期
- 整えられた環境
1.自主性
モンテッソーリ教育では「自主性」が非常に重要視されています。
例えば幼児期に必要な基本的な動作が、手を洗う、靴を脱ぐ、揃える、上着を着る、食事をする、といった動きです。自主的に身の回りのことをできるようにさせることを重要視しています。
大人はただの介助ではなく、気づき手伝いながら子どもの自立に繋げます。この教育法が重要視する自主性とは、「子どもの自由を尊重する」ということなのです。
2.敏感期
子どもには大人の手を借りずに”何でも自分でやってみたい!敏感期という時期”があります。その際に何をやってみたくなるのかは子どもの発達段階によって異なります。
敏感期には大きく分けて次の6つに分かれています。
- 言語の敏感期
- 生後6ヶ月の乳児期~3歳前後:言葉の敏感期
- 3歳半~5歳半:文字に対する敏感期
- まずは話すための言葉を身につけ、その後文字や絵本など言葉に対する興味を持ち始めます。
- 秩序の敏感期
- 生後6ヶ月〜3歳前後
- 物事の順番や物の場所などのこだわりが出てきて秩序感が生まれてきます。
- 生後6ヶ月〜3歳前後
- 感覚の敏感期
- 0歳~3歳:感覚的印象の探求、溜め込む期間
- 3歳~6歳:感覚的印象の整理、分類、秩序化
- 3歳までは「五感」を溜め込む期間です。そして6歳までは溜め込んだ感覚が頭の引き出しの中に整理されていきます。
- 運動の敏感期
- 0歳~3歳:運動機能の発達
- 3歳~6歳:洗練、調整された運動
- 3歳までは歩く、座る、持つ、運ぶなどの体を動かす大きい動作を対象とします。その後6歳までは細かいなど動きをより洗練されたものへと調整していきます。
- 数の敏感期
- 4歳~5歳:数字への興味
- 数に敏感になり目にしたもの全ての数を数えたり、数字を読んだり数へのこだわりがでてきます。
- 4歳~5歳:数字への興味
- 文化の敏感期
- 6歳~9歳
- 言語・数以外に出てくる興味や関心を文化の敏感期としています。文化の敏感期はモンテッソーリ教育独自のものだそうです。
- 6歳~9歳
3.整えられた環境
モンテッソーリ教育で大事な自主性を育むためには整えられた環境を作ることがとても重要です。
これは唯一親だけができることです。本人の成長に合わせて適した大きさの道具や場所など必要な環境を整備していくことが大切です。このように「整えられた環境」を用意し、子どもが自主性を養えるように導いていきます。
細かな教科の分類はまた教室によって異なってくるので、ざっくりとしたモンテッソーリ教育の概要はこんな感じです。
お家で簡単に取り入れられるモンテッソーリ教育エッセンスとは
このようにモンテッソーリ教育はもともと不自由を抱える子供のために開発された教育法です。しかし、、幼児期の手先がまだうまく動かせない、発達段階として物事への理解がまだ進んでいないという時期にとても適していると感じました。そして私は、自宅でもモンテッソーリのエッセンスを取り入れることにしました。
□大人がいたずらだと思う行動は”正に学んでいる瞬間”
例えばティッシュを絶えず取り出していたり、本を本棚から全て取り出したり、おもちゃを絶えず投げ遊んでいたとします。こういった赤ちゃん期の困った行動は大きくなった幼児でも形を変えて現れますが、物事の秩序を学んでいる最中です。危険が及んでいなければ温かく見守りましょう。
□何事も自分で決めさせる
今日のおやつ、歯ブラシの色、今から遊ぶおもちゃなど何でもいいのですが、自分で選ぶ訓練もモンテッソーリ教育で大切な項目のひとつです。あまり大変でないことは自分で選んでもらうのが理想です。
□家具や道具を本人が扱えるサイズのものを用意する
モンテッソーリ教育では机、椅子、ハサミ、包丁など、あらゆる体験をしてもらう際に本人が扱えるサイズのもを用意するのが鉄則です。幼児期はみるみるうちにサイズアウトするものが多いけど、なるべく本人が使いやすい作りかどうかをみてあげるといいです。
□自分のことは自分で最後までやりきる
靴下を脱ぐ、食器を下げる、おもちゃの片付けをする等、自分できそうなことは最後までやりきるのを見届けてあげましょう。
まとめ
モンテッソーリ教育は認知が広まってきてはいますが、必ずしも希望とするスクールが近所にあるとも限りません。また、日本ではまだモンテッソーリ教育の有資格者は少ないのが現状です。我が家は長男の産後すぐ教育移住のため引っ越していますが今は情報やノウハウも溢れている時代です。無理をせず、おうちでできることから始めてみることをおすすめします。ポイントは”自主性の尊重、敏感期への理解、環境整備”です!
モンテッソーリ教育のお陰で我が家の子どもたちは、2歳までには自分のことは自分でやる習慣、手先を器用に使い自由自在にお仕事(=遊ぶ)をする楽しさを知ることができました。
モンテッソーリ教育について勉強した際にとてもわかり易かった本を下に載せておきます。
それではまた💫
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