こんにちは!バイリンガル育児中3児ママのルイッピーMomです。
私たち家族は2023年の冬にバンコクへの移住を決意し、2024年の1月引越しをしました。
今回は家族単体で拠点をバンコクへ移すことに決めたので、すべて自力での移住になります。
日本からバンコクへの海外引っ越しで
一番お得で効率のいい方法を徹底的に調べたよ!
普通だったら50万〜100万円くらいはかかる海外引越しですが、我が家はきっちり10万円で済みました。
ネットを調べてもどこにも載っていなかった方法なので、自力海外移住の引っ越し方法を知りたい!留学を考えている!タイへの引っ越し予定!という方の参考になれば幸いです。(タイ以外への国が行き先でも基本は同じだと思います。)
日本からバンコクへの海外引越しの手段と方法
※写真は我が家の実際の荷物です。5人家族のダンボール数は160サイズで合計10箱+スーツケース6個でした。
日本からバンコクに引っ越すにあたり、引っ越しの荷物をどうやって運ぶかということに悩みました。
駐在員の方の会社が手配する海外引越しパックも考えましたが、50万円以上という大きな費用がかかるので我が家は自力での引越しを選び、高額なサービスは不要と判断しました。
バンコクの物件は家具家電付きの家が多いこともあり、家具・家電(電圧の違い)・衣類の輸送費用を考えると現地調達するほうが安く済むものも多かったのです。必要な荷物を厳選した結果、我が家の荷物は家具家電ほぼなしで160サイズのダンボール10個とスーツケース6個になりました。
その中で考えていた選択肢は以下の通りです。
日本郵便の国際郵便
日本郵便では、航空便と船便が選択でき、航空便の場合は1週間程度で到着し、船便の場合は約1〜2カ月かかります。(今回EMS国際スピード郵便は高額のため除外)
料金は重さと距離によって変動し、例えば【東京➔バンコク(一箱20Kgあたりの金額)】の料金を添付しました。船便であれば一箱1万円ちょっと(20箱で20万円)です。届くまでに時間を要するのがネックですが、荷物が少なめで急ぐ必要のない荷物に関してはコスト面ではお得だと思います。
●東京➔バンコク(一箱20Kgあたりの金額)
※25kgを超えると男性の力でも一人で抱えるのが大変で、輸送時にダンボール自体も壊れてしまいそうだったので、一例では一箱20kgで紹介をしていきます。
大手輸送会社の海外引越しサービス
YAMATO UNYU THAILAND 公式HPより
日本の大手運輸会社も海外引っ越しサービスを提供しています。日本通運やヤマト運輸、引っ越しのサカイなどは現地でも日本語で対応してくれ、パッキングから到着後開封してくれるサービスまであります。課金すればするほど手厚いサービス内容があります。
我が家はヤマト運輸と引っ越しのサカイに電話とメールで見積もり依頼をしました。条件は家具や家電なし、5人家族の都内70㎡からタイ・バンコクへの引っ越しです。結果、ヤマト運輸は50万円〜、引っ越しのサカイは30万円〜となりました。(航空便で1週間〜)
ここではダンボールの数はここでは聞かれなかったので、費用にはあまり関係なさそうでした。
ただ、家具家電なしの我々家は荷物量では大手に依頼すると高くつくと判断し、次に紹介する【自分たちの乗る飛行機に乗せて運ぶ】という選択肢を選ぶことにしました。
中小企業の貨物輸送サービス(アキタシッピング)
アキタシッピングは独自の船舶を所有し、日本とタイ間の輸送サービスを提供する会社です。
特徴的なのは、日本で注文した商品をアキタシッピングの日本倉庫宛に荷物を送ると(着払い対応可)、タイへ荷物を代行者として発送してくれるという点です。船便なので輸送には14-20日かかります。やり取りは日本語でLINEで行えるので手軽です。
料金は、1kg/150バーツ(約600円)、一箱20Kgで約12,000円です。(※1バーツ4円で計算した場合)
今回のケースである国外引越しの場合、アキタシッピングと日本郵便の船便に比べると費用はほぼ同じです。しかし、アキタシッピングの場合は日本倉庫までの手配と配送費用が別途必要です。ただ、船便の到着期間は早く在タイのファミリーがよく利用します。
(輸送にかかる期間:アキタシッピング14-20日、日本郵便の船便1〜2カ月)
自分たちが乗る飛行機に乗せて運ぶ
引越し荷物を自分たちが乗る飛行機に乗せて運ぶという方法は、飛行機の乗り降りする際に空港での手続きが面倒なことが多くあると認識はあったのですが、費用対効果がすごく高い事がわかり私たち家族はこの方法をを選びました。
このとき、飛行機選びで私たちが選んだのはジップエア(ZIPAIR)でした。
私たち夫婦は旅行好きでよく飛行機に乗っていて、JAL(日本航空)のグローバルクラブや、ANA(全日空)のスーパーフライヤーズといった生涯ステータスは両方取得していました。ですので、今回の海外引越しの便では日系の航空会社を選ぶことも検討しました。
しかし、自分たちの持っているステータス特典を利用したとしても今回超過手荷物が多いため、”ジップエアが一番リーズナブルかつ多くの手荷物(ダンボール)を運べる!!“ということが分かりジップエアを選択しました。
各航空会社の手荷物追加料金の詳細
【タイ行き各国際線の超過手荷物料金】
- ZIP AIR(ジップエア)預け荷物は1個目から有料。一人あたり最大5個まで。料金は1個5,000円
- JAL(日本航空)一人あたり2〜3個無料(クラスによる)で超過手荷物料金は1個20,000円
- ANA(全日空)一人あたり2〜4個無料(クラスによる)で超過手荷物料金は1個20,000円
〜規定サイズは航空会社によりますが、3辺(縦・横・高さ)の和が203㎝以下30kg以下のケースが多いです〜
(ルールは常に変更している可能性があります。必ずご自身で事前に各航空会社に問い合わせてください!)
JALやANAの場合、家族の人数も5人分でステータスもあり無料の手荷物枠がかなりあったのですが、家族5人の片道航空チケットの見積もりもJALでは80万円だったところ、ジップエアでは10万円!だったため即決でジップエアになりました。
手荷物の追加料金が10個のダンボールと6個のスーツケースで合計8万円であり引越し荷物を運べたので、大幅に引越し費用と航空料金が削減されました。
初めてのジップエアでしたが液晶画面がないこと以外に、乗り心地など不便はありませんでした。また、液晶画面の問題については子供用タブレットを持参したことで解決しました。(料金は2024年1月中旬金額)
海外引越し荷物を空港まで運ぶときの手段
ここでは日本を出国する際に、引っ越し荷物を空港までどうやって運んだかを紹介します。海外引越しの荷物を空港まで運ぶには次の3つの手段を考えました。
ヤマト運輸の空港宅急便を使う
ヤマト運輸には『空港宅急便』というサービスがあります。これは事前に空港へ荷物を送りることで、チェックインまでの間預かってくれるというサービスです。
これは空港のカウンターでダンボールを受け取ることができるので、荷物を受け取ったら専用カートで自身の乗る航空会社にチェックインとともに預けるといったフローになります。このときの見積もりは一箱あたり3500円でした。
ざっくり20箱だとすると7万円となります。数日間預かり可能なので空港が遠い方にとってもは便利です。
大型ミニバンタクシーを呼ぶ
これは大型ミニバンタクシーで自分たちと一緒に空港まで持参するという方法です。空港までの家族の電車賃や手間を考えると荷物が少ない場合はこの手段もありかと考えました。金額は東京23区から成田空港までだと約3万円前後でした。
これは東京➔成田・羽田間だけでなく、全国の空港まで運んでくれる大型ミニバンタクシーのようなサービスがいくつかあったのでお住いの地域から最寄りの空港まで運んでくれるサービスを探してみるといいかもしれません。
※ただ、今回の我が家の荷物ダンボール10個(160サイズ)は一番大型のハイエースでも乗り切らなそうだったので次に紹介する赤帽トラックを依頼することになりました。
赤帽トラックに依頼する
赤帽とは軽貨物運送業を営む個人事業主で組織される協同組合で単身引越しやご家族、オフィスの引越し作業をはじめ、緊急輸送や定期配送を担っている会社のサービスです。
赤帽を手配し、空港まで引越し荷物を配送する金額は東京都内から成田空港だと2万3000円でした。
この赤帽トラックという選択は多少の手間がかかります。引っ越し業者ではないのでダンボールはマンションの1階まで運ぶ必要がありましたが、台車を使い数回往復しただけで済みました。
赤帽にしてよかった点は、手荷物になる予定だったスーツケースも一緒に乗せてもらえたことです。結果、手ぶらで空港まで行けたのでいい選択だったと思います。
赤帽トラック空港到着後、空港で手荷物を預ける
日本の自宅で赤帽トラックを見送ったあと、私たちは成田エクスプレスで手ぶらで空港に向かいました。
赤帽トラックは先に到着していましたが、運転手のおじさんは手慣れたもんで空港カートにすべての荷物を乗せて待っていてくれたのでとても助かりました。
このとき、写真のように台車7台に乗せた荷物をチェックインカウンターに運びました。この間の手間は少しかかりましたが、荷物を預けてしまえば再び手ぶらです。(写真の右にもう一台あります)
出国手続き後、デューティーフリーショップをみたり食事をしたりした過ごしました。
なお、今回はLCC(格安航空会社)のジップエア利用のため、空港ラウンジの利用はできませんでした。食事の提供などもないため、子供には出国後の制限エリア内にあるマクドナルドを食べさせたりして済ませました。
バンコクのスワンナプーム空港から自宅まで荷物を運ぶときの手段
空港で宅配荷物として預ける
引用元;AirportELs HPより
スワンナプーム空港には24時間受付可能な宅配荷物のカウンターがありました。これは引っ越しに限らず、一般的には旅行者の大きな荷物をホテルまで運ぶ際に使われるサービスです。
料金は場所と個数により変動しますが、スワンナプーム空港から市内までで一箱約1600円(399バーツ)で16個の荷物だと25,600円です。ただし、私たちはもっと安い方法をXで教えていただき、次の方法で運びました。
現地の宅配業者を利用しチャーター便として運ぶ(ララムーヴ)
バンコクの宅配業者『ララムーヴ』。これは配送アプリで、事前にアカウント登録と希望する大きさのトラックの予約をとります。現地のUber のトラック版といった感じです。
このサービスの良さはこれだけ積んでも2000円(500バーツ)だったということ!!!(チップを除く)
ただし、このララムーヴの使い方には注意点がありました。
1つ目はタイで配送するためにはタイの携帯電話番号が必要であるということです。アカウント作成時にタイの番号で本人確認のショートメールを受け取る必要がありました。夫はタイの携帯番号を持っていましたがこのタイミングでは日本にいるため、ローミングサービス(約4千円ほど)を契約しないとタイの携帯番号でショートメールが受け取れず困りました。
この方法を諦めるしかないと思ったのですが、AISのアプリケーションで細かく確認すると、一瞬だけタイの番号をローミング契約することなく、国外でショートメールを受信できる機能を発見しました。
この機能を利用し、日本にいながらタイの番号のショートメールを受け取り、ララムーブのアカウント発行をすることができました。
また、タイ人の方は英語ができる人とできない人がいる点も注意です。英語が使えない人に当たったときは、誰でも通じる単語を使ってやり取りするか、焦らずにタイ語変換でメッセージを送ってみましょう。
空港でターンテーブルから税関を通り、トラックへ荷物を積む
バンコクのスワンナプーム空港に到着し、荷物をターンテーブルから7台のカートに移しました。が、大人2人と幼児3人でカートを押せるわけがなく、往復して運ぼうとしていたら、空港スタッフが集まってきてくれてカートを押してくれました。子供連れってこともあると思いますが空港のスタッフがとてもとても親切に協力してくれました。
税関では、多くの段ボールを持っていたため、無申告レーンで止められてトラブルにならないように、赤いレーンでの申告が必要か悩みましたが、手伝ってくれているスタッフが緑側のレーンにスルッと行ってしまい、結果的には先頭のカートの段ボール2つだけがX線検査されました。
夜遅かったこともあり、2つのダンボールが問題ないことを確認すると、他のダンボールは検査パスでした。税関を抜けると、手配したララムーヴのトラックが待っていて、荷物を積み込みました。と言っても積み込みはトラックの運転手と空港のスタッフが協力してくれて、私たち夫婦はほぼ見ているだけでした。(空港スタッフには別れ際にもちろんチップを)
そして私たちはGrabで移動し、自宅に着き引越し荷物をトラックから下ろす際も、ララムーヴのトラック運転手とアパートメントの警備員が荷物を降ろしてくれたので、私たち夫婦はここでもほとんど何もしませんでした。(タイの方々の協力体制すごい!!!)
アパートメントでは警備員が台車を用意してくれて、警備員と一緒に部屋まで運びました。
これにて、自力での引越し作業は、ダンボールの開梱作業を除いて完結です。
まとめ
今回、実際に海外へ引越しをしてみて分かった”自力海外移住の最強必勝法”は、飛行機で荷物を運ぶこと、そして日本に存在する海外引越しサービスだけでなく、現地のサービスを最大限活用することでした。
もちろん、駐在員で会社負担の場合はもっと楽な方法がたくさんあります。ただ、自腹で数十万〜百万円が引っ越し費用で消してしまうののではなく、少しだけ手間をかけて引越し費用を浮かせ、ちょっぴり贅沢に現地での新生活費に回したいな〜という方にはおすすめです。
これから海外引越しを考えている方の参考になれたら幸いです。
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